転勤族くらげの引っ越し日記

転勤族のあれこれ

転勤族に向いている?妻のメンタルケア

こんにちは、くらげです。

今日は、転勤族になってからの自分のメンタルについて。

 

子どもたちのメンタルケアについては書きましたが

yume-jellyfish.hatenablog.com

妻・母である自分はどうだったかな、と記憶を掘り起こしながら、あらためて振り返ってみようと思います。

転勤族になってすぐのころ

転勤のある夫と結婚して転勤族となり、待っていたのは初めての「海を越えた引っ越し」。

私は子どものころから何度か引っ越しを経験していたので、引っ越しそのものや新しい街・家に住むことへの抵抗はありませんでしたが、

実家が今まで経験したのことのないくらい遠くなること、近くに知り合いがいない中での生活はやはり不安がありました。

普段はバタバタと生活しているから気付かないけど、ふとした時に孤独を感じたり、自分だけ取り残されているような感覚になったり。

何も手につかず薄暗い部屋で何分もぼーっとしちゃう、なんて日もありました。

きっと同じような転勤族の人だけでなく、進学や就職して初めて一人暮らしをするときや、結婚して家を出るとき、産休や育休中など、環境が変わればみんな多少は同じような感覚になるのではないかなと思います。

私も初めて実家を出て一人暮らしを始めたころ、同じように感じていました。

その経験があるのと、これまで書いてきた「転勤族で良かったこと」、やさしい方々との出会いがあったり、行ったことのないところへ行くわくわく感の方がどんどん大きくなってきて、そういう感覚はだんだん減っていったように思います。

まだ若かったし、外へ気持ちが向いて、毎週のように色んな所へ行く体力もあったからかな。

もし今この歳になって初めての引っ越しだったらと想像すると…きついかも…。

 

孤独、つらい…って閉じこもってしまうとどんどん落ちていくだけだから、外へ目を向けて、毎週が難しかったら2、3週に1回でも、初めての場所へ足を運んでみると良いのかもしれません。

私の場合は、人との出会い、景色との出会い、おいしいものとの出会いが、孤独・不安な気持ちを打ち消してくれたように思います。

 

 

子どもが世界を広げてくれる

子どもが生まれると、孤独を感じる余裕もないと言いますか。毎日のバタバタが、バタバタバタバタバタくらいになって、もっともっと自分の世界が広がっていきました。

公園って、1つの街にこんなにいっぱいあったんだ、とか

色んな子、色んな親がいるなぁ、とか

アンパンマンプリキュアにめちゃくちゃ詳しくなれたり、

大人になってから食べたことのなかったお菓子を再び口にする日が来たり。

 

前に書いたように大変なことも、思い通りにならないこともたっくさんあるけれど…

yume-jellyfish.hatenablog.com

子どもがいればさみしくないし、ささいなことがおもしろくて幸せに感じる。

すぐに助けてくれる人は夫以外いないけど、だからこそのびのび生活・育児できたかな、できているかな、と思います。

 

子どものおかげで私も仲良くさせてもらう人ができ、お別れはつらい。

でもどこへ行っても自分の夫・子どもたちは一緒だし、みんなで乗り越えるたび、自分自身も強くなっていっている気がします。

 

もし転勤族じゃなかったら?

もし今のような転勤族じゃなかったとしたら、どんな風に生活していたのだろう。

例えばしょっちゅう両親や義両親が出入りするような環境だと、気が抜けないというか…いつも気を張って疲れてしまいそう。

私の場合、近くに親しい人が誰もいないってことはめったに来客なんてないから片付けも最低限、子どもと公園行って疲れたらご飯は作らず買って帰っちゃうとか。

休日はゆっくり寝て午前中だらだらごろごろとか。

そういう「何もしたくない時に何もしない」が、できなさそう。

急に誰かが来るかもしれない、誰かに見られていると思うと、つい毎日朝から頑張ってしまいそうな気がします。

私には精神的にもそちらのほうが辛いかもしれません。

これはそれぞれの性格や家族との関係によって大きく変わってくるのかな。

変なところでマジメというか、親の前では優等生を演じてしまうというか、「ええかっこしい」な性格の私は、転勤族の方が気楽だし、やっぱり転勤族に向いているのかもしれません。

 

結婚してから実家の近くに住んだ経験がないからわからないけれど、実際にそうなってみたら、案外楽しめちゃったりするんだろうか?

ちょっとしたこともすぐに直接話して共有出来たり、たくさん作ったからっておかずを分け合ったり。

運動会など行事も、じいじばあばみんな来てくれたら、子どもたちも喜ぶだろうな。

 

息抜きはおひとりで

我が家は平日朝から夜遅く、子どもが寝る時間まで夫が仕事でいないので、世にいう「ワンオペ」ってやつでした。

子どもが小さいころは、ずーっと子どもと一緒。

私は子どもがもともと好きだし、一緒に長時間過ごすのは楽しいんだけど、たまにしんどくなるんですよね。

それが発散できずつもりにつもると爆発してしまうので、1、2カ月に1回くらい、夫が休みの日に1~2時間ほど、1人の時間をもらっていました。下の子が1歳くらいになって夫にまかせられるようになってからの話ですが…

私の場合は、1人でカラオケに行ったり本屋さんや図書館でゆっくり本を選んで読んだりするのが息抜きです。思い切り声を出してストレス発散か、思い切り静かなところで落ち着いて過ごすか。子どものようすが気になってすぐ帰ったこともありましたが、ちょっとの間離れるだけでだいぶ違う気がします。

あと、ブログを書いたり色んなブロガーさんのブログをめぐるのも楽しいです。

カフェで過ごしたり、ゆっくりショッピングもいいですね。

 

引っ越し先にたまたま学生時代の友人が住んでいて、「近くなったね、久しぶりに会おう」ってなることもあります。転勤族じゃなかったら、もうその子には会えなかったかも。

 

これがもし、「いつも誰かと一緒にいたい、息抜きも誰かと行きたい、いつでも会える友だちがいないとさみしい」っていう人だったら、メンタル的に苦しいかもしれない。

私は1人で息抜きできるし、むしろ1人で楽しみたいことがたくさんあるから、やっぱり転勤族に向いている気がする。

 

 

ここまで自分の状況や心境を振り返ってみましたが、「自分は転勤族に向いている」って暗示をかけているというか、自分で自分に言い聞かせているような気もしてきました笑

そうやって自分で「向いている」って考えることも、メンタルケアになっているのかもしれません。

 

転勤族でも、転勤族じゃなくても

実家の近くに住んでいても、遠くに住んでいても

その人それぞれ

楽しんだもの勝ち、ですね。

 

今後も、息抜きをしつつ、前向きに楽しんでいけたらなと思います。